学科と学び:授業紹介

衛生学・公衆衛生学

「健康でいるために必要なこと」を、多視点で学ぶ

この科目では、私たちの健康を維持・増進していくために必要な基礎知識を学びます。
ニュースなどで取りあげられる内容も多く含んでいます。
医療の担い手として知っておきたい内容を、わかりやすく解説します。

国民の健康を
保持する取り組み

私たちには健康な生活を送る権利があり、国はそれを支える義務があります。健康な生活を送るためには、病気にならないことや、病気を早期に発見して速やかに治療することが大切です。

また、病気が進行しても、適切な治療をし、必要に応じてリハビリテーションを行って元の状態に戻したり、近づけたりすることができます。この一連の流れを「包括保健」といいます。包括保健を推進するために、国がどのような取り組みをしているのかを学びます。

ライフスタイルと健康との関わり

私たちが健康であるためには、栄養と休息を適切にとり、適度な運動を行うことが大切です。例えば、好きな物だけをたくさん食べて、運動はしないというライフスタイルでは、いずれ生活習慣病になってしまいます。このように、ライフスタイルは健康に大きく関わってきます。健康を保持するために適したライフスタイルとはどのようなものかを学びます。

生活環境や地球環境

私たちが健康な生活を送るためには、私たちを取り巻く環境が健全でなければなりません。しかし、日本は経済成長を進めていく中、環境を破壊し、多くの公害事件を起こした過去があります。

現在では、過去の事例を繰り返さないために、いろいろな環境基準が定められています。それらの基準がどういうものなのか、基準を守るためにどのような仕組みがあるのかを学びます。また、温暖化に代表されるような地球規模の環境問題と、その対策についても学んでいきます。