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2019.9.25

浪越指圧講習 at IFS in Paris


礼 (お気に入りの1枚)

今年もパリにある指圧学校IFS(Institut Français de shiatsu)における浪越指圧の講習を行う機会を頂きました(昨年の記事もどうぞ:パリ指圧紀行【前編】パリ指圧紀行【後編】)。とても光栄です。昨年初めて訪れた際に感じたあたたかい雰囲気はそのまま。この学校の先生方や生徒さんといると心地いいのです。

参加者の8割が女性であり、彼女たちはそれぞれ仕事として指圧を行っています。パリは女性が働くのが当たり前の社会。男性陣は他の仕事をしていて、指圧に出会って仕事替えをした人達でした。1回の施術料は日本の料金より高額です。良いものがあれば修得するぞという貪欲さを感じます。こちらも気合いが入ります。

さて、今年の講習会は8月17日から5日間。前半の2日は初めて浪越指圧を学ぶ方への講習。とは言え、パリで指圧を学んで、それぞれの土地で指圧を仕事にしている方たちです。浪越指圧も結構いいでしょ!?と感じてもらえるかが肝要です。この学校で学んだ指圧師さんたちはしっかりと圧を入れようとします。ガッツがあります。私はそういうところが好きなのですが、それはそれとして、力が抜けた方がお互いに楽だよと話をします。フランス語が分かりませんので、非言語的コミュニケーションが多いです。


  • サクレ・クール寺院 (モンマルトル)

  • 指圧するミシェル先生

  • 厳しい表情の小泉先生

  • 集合写真1

後半の3日は昨年の講習を受けてくれた方との再会です。30名も集まってくれました。顔を見れば名前が出てきます。懐かしい。後半の皆さんも指圧を仕事にしています。昨年より浪越指圧がずいぶん上達している方がいて、仕事に活かしてくれているのだなと実感しました。

この学校では中園(ナカソノ)指圧を教えています。ミシェル校長に1時間の施術をして頂きました。疲れた体に指圧は最高です。すぐに寝てしまい、コメントを求められても答えられません。姿勢や手指の使い方は違いますが、受け手に優しい指圧でした。背骨が動くようになりました。

8月のバカンスの時期にビーチではなく指圧道場に来てくれた皆さん、講習会の準備・運営をしてくれたパリの指圧学校の皆さんに感謝いたします。アシスタントで来てくれた57期小泉浩記先生、プライベートで写真撮影に来てくれた堀内みゆきさん(2年生)にも大いに助けられました。そして、通訳の後藤直美さんの仕事はパーフェクトでした。

浪越指圧は世界に存在を示せるスペシャリティであります。海外の指圧師とシェアするのは心嬉しい時間でした。


  • 講習

  • ミシェル先生と堀内さん

  • ポロシャツと手拭いを額に飾ってくれました

  • 集合写真2

(教務:渡辺和雄)